2025/05/02

【ディアコニア奨学金】奨学生が卒業! 感謝のメッセージを頂きました

JELAは給付型奨学金「JELAディアコニア奨学金」を通じて、社会における奉仕者を志す方々の学業をサポートしています。

当奨学金を2021年から受給し、東京国際大学の国際関係学科で学んだ三浦太一さんが、3月に卒業されました。三浦さんは子ども時代の大部分をフィリピンで過ごしましたが、自分の将来を考えて18歳の時に再来日しました。そして言語の壁、文化の壁、経済的な壁などを乗り越えて大学に進学し、今日に至ります。詳しくは『JELA NEWS第59号』掲載の寄稿記事(5頁)をご覧ください。

就職活動も成功し、4月から新社会人としてご活躍です。このたび大学生活の振り返りとJELAの支援への感謝を綴っていただきましたので、以下にご紹介いたします。

◇◆◇

JELAへ感謝のメッセージ

三浦 太一

4年前に東京国際大学に合格し、学費のことや自分の能力、それに自分の年齢、そして大学に行く意味などでたくさん悩んでいました。入学金を支払う能力がなく、大学に延長を依頼しましたができず、ローンも審査に落ち、希望は薄く感じました。

困っていた時に地元のカトリック教会でお世話になっていた方に連絡して、学費のことなどを助けてもらい、それがJELAに出会うきっかけにもなりました。大学進学について、「行ったほうがいいよ」と応援していただいた方もいれば、「行く意味がない」とアドバイスをしてくださる方もいました。いろいろ考えた結果、私は入学することにしました。

入学直後の頃はコロナ禍でもあり、そして自分の計画性不足でいろいろと苦労しました。自分の条件に合ったアルバイトを見つけるどころか、アルバイトの応募自体がほぼなかった頃でした。諦めることなく数週間後、アルバイトを見つけることができ、生活に余裕を持つほどではなかったのですが、自立することができたのは確かです。やがて勉強にも生活にも慣れることができ、いろんな友達や教師に出会うことができました。大学でひとつ学んだことは、人とコミュニケーションを取ることで視野も広がる、ということです。他人の経験や意見に左右されるのではなく、自分の人生や将来の参考にできると学びました。

大学では優秀な学生がいろんな国から来ており、自分のモチベーションにもなりました。自分の国の問題を解決しようとする学生や、世界の問題をいろいろ考える学生も在籍していて、プレッシャーを感じながら自分も考えなければいけないと感じました。学業のために勉強を熱心に取り組んでいましたが、勉強すれば勉強するほど世界の問題をたくさん知ることができ、地球のどこかに困っている人がいると知り、直接助けることはできませんが、人間としてどう考えればよいのか、どう行動すればよいのか、考えることができるようになったと思います。例を申し上げると、卒業論文で課題にしていたフィリピンの麻薬戦争でした。その問題の解決に直接貢献することはできませんでしたが、意見を発信することができたと思います。将来は直接携わって、世界のいろんな問題の解決に貢献することに努めたいと思っています。

4年間もかかりましたが、大学に行く意味を知りました。それは、これから生きる意味を探しやすくなる、ということです。大学で学んだことを社会や自分の人生で活かして成長していきます。JELAのおかげで大学に通うことができた感謝の気持ちを忘れず、次世代の方々にも何か力になれるように働いていきたいと思います。4年間本当にお世話になりました。誠にありがとうございました。

お母様と一緒に

◆◇◆

JELAディアコニア奨学金は、【社会・人々への奉仕】【国際社会への貢献】または【キリスト者としての成長】を志し大学進学等を希望する方で、家計の制約により学費の支弁ができない方を対象とする給付型(返済不要)奨学金制度です。

2026年度から受給を開始する奨学生の募集は、今年6月に開始予定です。詳しくはJELAウェブサイトをご確認ください。

また当奨学金の趣旨にご賛同される方は、お祈りによってお支えいただくとともに、ぜひご寄付もご検討ください。公益財団法人であるJELAへのご寄付は、税制優遇の対象となります。詳しくはこちらをご覧ください

【関連リンク】

2025/04/23

【切手・はがき・寄付】市川市のM.Tさんからはがきをご寄付いただきました!

JELAでは、未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)の寄付を呼びかけています。

市川市のM.Tさんからはがきをご寄付をいただきましたのでご紹介いたします。

M.Tさん、はがきをありがとうございました!

皆様からお送りいただいた未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)は、有効利用させていただいています。 少量でも古いものでも結構です。ご協力をお願いいたします。  

送り先:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26 

公益財団法人 JELA ハガキ・切手係

TEL:03-3447-1521

2025/04/18

【満員御礼!】アメリカ・ワークキャンプ2025 募集終了のお知らせ

 JELAは今年7月に開催される「アメリカ・ワークキャンプ2025」の参加者を募集をしておりましたが、予想を超えるたくさんのお申し込みをいただいたため、募集を終了いたします。昨年に引き続き今年も多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました!

 また、当キャンプのご周知やお声がけなどでご協力下さった皆様にも、重ねて深く御礼申し上げます。出発までの準備が守られ、無事にキャンプが行えるよう引き続きお祈りいただけますと幸いです。

 なお、今後はキャンセル待ちの受付をいたします。キャンセルが発生した場合、順にご案内をさせていただきますので、キャンセル待ちをご希望の方は、お手数ですがこちらのメールフォームからその旨をご連絡ください。

【アメリカ・ワークキャンプ2025】を開催します!

2025年夏もアメリカ・ワークキャンプを開催します!

2025年4月18日 追記:多数の方からお申し込みいただいたため、募集を終了いたします。たくさんのお申し込みをありがとうございました。なお、今後はキャンセル待ちの受付をいたします。詳細は下記の【申込方法】をご覧ください。

アメリカ・ワークキャンプは、14〜20歳の若者を対象とするボランティア派遣プログラムで、家屋修繕ボランティア、聖書の学び、現地家庭でのホームステイなどのプログラムがあります。

昨年のキャンプ参加者の感想は、以下をご覧ください。

参加申し込みをされる方は、下記の「募集要項」を最後までよくお読みください。

皆様のご応募をお待ちしております!


アメリカ・ワークキャンプ2025 募集要項

【派遣期間】2025年7月18日(金)~ 7月29日(火)

【テーマ】「Equipped」

【主題聖句】コリントの信徒への手紙二9:8

神は、あなたがたがいつもすべての点ですべてのものに十分で、あらゆる善い業に満ちあふれるように、あらゆる恵みをあなたがたに満ちあふれさせることがおできになります。 (日本聖書協会『聖書 新共同訳』)

【内容】

ペンシルベニア州で1週間のワークキャンプ(家屋修繕、聖書の学び等を通して参加者の信仰的・人間的成長を促す催し)に参加し、近隣州でホームステイもします。

【参加費用】

35万円
「友だち割引」:友だちを誘って参加する場合、本人・友だち両方の参加費が5,000円引きとなります。(JELAサポーター割引との併用は不可)
「JELAサポーター割引」:JELAサポーター(こちらのページを参照)の推薦を受けて、その方の名前を申込書に記入いただくと、参加費が5,000円引きとなります。(友だち割引との併用は不可)

【個人負担費用】

以下の費用は、上記の参加費とは別に個人負担となります。

    • パスポート・ビザ取得費用 
    • 海外旅行保険費用  
    • 本人の自宅等と、派遣確定者向け説明会会場(JELAの予定)及び出発・帰着時の集合・解散場所(成田又は羽田空港)との間の移動に係る交通費
    • 前泊・後泊する場合の宿泊費

【募集対象】

2025年7月1日時点の年齢が14~20歳であり、キャンプ参加に支障のない健康状態の方。

【応募締切】

2025年4月30日(水)JELA必着!

【申込方法】

追記(2025年4月18日):多数のお申込をいただいたため、募集を終了いたします。今後はキャンセル待ちの受付をいたします。キャンセルが発生した場合、順にご案内をさせていただきますので、キャンセル待ちをご希望の方は、お手数ですがこちらのメールフォームからその旨をご連絡ください。なお、キャンセル待ちの受付は4月30日までといたします。

「2025年アメリカ・ワークキャンプ 参加申込書」にご記入いただき、メール、FAX、または郵送(住所・番号は下記「問い合わせ先」参照)にてお送りください。

※メールでお送りいただく場合は、件名を「アメリカ・ワークキャンプ2025応募」としてください。 

応募締め切りにご注意ください! 締切日までに必着です。 

【問い合わせ先】

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
公益財団法人JELA アメリカワークキャンプ係

TEL  03-3447-1521
FAX  03-3447-1523
メール jela@@jela.or.jp  (@を1つ削除してから送信してください)

【募集人数】

5~10名程度

【選抜方法】

募集終了までにJELAに到着した申込書から派遣者を決定し、5月上旬までに連絡します。

<注意事項>

  1. クリスチャン(教派は問いません)でもノンクリスチャンでも参加できますが、聖書を学び話し合う時間が毎日あり、すべての行事に積極的に加わることが求められます。
  2. 数名の日本人成人が同行し、霊的・言語的側面から日本人参加者を支えます。
  3. キャンプへの派遣が決定した方は、事前の説明会(オリエンテーション)に必ずご参加ください。2025年5月24日(土)に開催予定です。
  4. 派遣確定通知受領から出発までの間にキャンプ参加をキャンセルする場合は、事情をお伺いした上で、その時点までに発生した費用の一部または全部を請求する場合があります。また、感染症の蔓延その他諸般の事情により派遣を中止する場合があります。JELAの判断により派遣中止となった場合は、払い込み済みの参加費はすべて返金します。
  5. 渡航にはパスポートが必要となりますので、お持ちでない方、更新が必要な方は、派遣確定通知受領後速やかに取得手続きを行ってください。

以上。

ワークキャンプの趣旨や内容が分かる動画です。ぜひご覧ください。(約15分)

ワークキャンプ参加者(大人の引率スタッフ)の声(2023年)

【関連リンク】

2025/04/11

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート⑦(古屋 若菜さん)

  JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから 

カンボジアの夕日・アンコールワットにて

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◆◇◆

クニョム スロランニャ カンボジア(I Love Cambodia)

古屋 若菜

今回は、私にとってJELAワークキャンプへの3回目の参加であり、カンボジアへの2回目の訪問でした。まず、このような貴重な経験をさせていただいているJELAの皆様、そして支援者の方々に心より感謝申し上げます。

古屋さん

私にとって2回目のカンボジア訪問は、まるで故郷に帰るような感覚でした。飛行機の中では、「今回はどんな旅になるのだろう」と心を躍らせていました。そして実際にカンボジアに到着し、暖かな気候やドライバーの笑顔、町の雰囲気に触れると、2年前の思い出がよみがえり、本当に幸せな気持ちになりました。

今回の旅では、「歴史を学ぶことの大切さ」と「カンボジア人の温かさ」を改めて実感する機会となりました。

子どもたちに折紙を教える古屋さん(左、白シャツ)

 まず、歴史を学ぶことの大切さについてです。博物館や資料館を訪れた際、歴史を学ぶ重要性について深く考えさせられました。2年前にも同じ場所を訪れ、「二度とこのような悲劇を繰り返してはいけない」と強く感じました。しかし、その時は自分一人では何もできない無力感にも苛まれ、モヤモヤした気持ちが残りました。その後、日本での日常生活に戻る中で、当時感じた強い思いも次第に薄れてしまいました。今回再び訪問したことで、同じような衝撃と決意が蘇りました。この経験から、人々が教科書や動画だけでなく、自ら現地を訪れ、歴史を肌で感じることが重要だと痛感しました。そして、その経験を通じて、私たちにできることは、残酷な歴史を知り、「同じ過ちを繰り返してはならない」という思いを胸に生きていくことだと思うことができました。

次にカンボジア人の温かさについて、2年前の感想レポートにも書きましたが、今回も現地で関わったLHCOJELAの現地パートナー団体)職員の方々やドライバー、そして子どもたちから素敵な笑顔と優しさをたくさんいただきました。どこへ行っても、異国から来た私たちをまるで家族のように受け入れ、「安心して活動できているか」「食事はしっかり取れているか」など細やかに気遣ってくださいました。

JELA支援で建てられたプレスクールに子どもたちのために
描いた絵を披露する古屋さん

このような体験のおかげで、今回も毎日ワクワクしながら全力で過ごすことができ、多くのことを学び、多くの景色を見ることができました。来年から新社会人として新たな一歩を踏み出しますが、自分自身が「与える側」として経験や体験を活かしていけるよう努力したいと思います。ありがとうございました。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。


2025/04/10

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート⑥(野左根 希歩さん)

  JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから 

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

LCCのCity Churchにて

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◆◇◆

「全ての人と隣人になるには」

野左根 希歩

今回のワークキャンプは、昨年のJELAインドワークキャンプに引き続き、2回目の参加でした。今回のカンボジアワークキャンプでは、ボランティアよりも施設見学や現地の方々との交流がメインでした。現地の方々との交流がメインだったこともあり、出会いと別れの連続だったと感じます。

野左根さん

その中で、最も忘れられない出来事をお話します。コンポンスプー州にある田舎の小学校を訪問した際に出会った、一人の女の子との話です。その日、私は小学校を半日訪問し、生徒たちと交流をしていました。その中で一番私のそばにいて、なついてくれたのがその女の子です。彼女を含む、数人の小学生たちと⻤ごっこや遊具で遊びました。

しばらくして夕方になると、生徒たちは一度、教室に戻って帰りの会をしました。その間に私たちも校庭で帰る準備をしていました。生徒たちは帰りの会が終わって下校時間になると、校庭に戻ってきました。するとその彼女は、真っ先に私の元に駆け寄り、キーホルダーを渡してくれたのです。そのキーホルダーはボロボロに汚れていたので、きっとボロボロになるまで愛用した、彼女にとって大事なものなのだと思います。私はそれを受け取って、お礼にもっていた同じキャラクターのピン留めをあげました。彼女がその時に何か訴えるかのように私に話してきましたが、現地の言葉であるクメール語だったため、私には何と言っているのか分かりませんでした。私はとりあえず微笑むことしかできませんでしたが、その微笑みを見て、彼女は安心して帰っていきました。彼女の後ろ姿を見たときに、きっと「また遊びに来てね」って言ったのだろうなと感じ、胸が苦しくなりました。もう二度と会うことはできないからです。帰国して数日が経ちますが、この出来事を思い出す度に苦しくなります。

野左根さん(左)子どもたちと仲良くポーズ

このようにカンボジアでは、出会いと別れを繰り返しました。JELA のパートナー団体であり、カンボジアを案内してくれた LHCO の方々、LHCO にボランティアに来ていた留学生、毎日私たちをいろいろな場所へ運転してくれたバスドライバーさん、現地のガイドさん、ゲストハウスの方々など、たくさんの方と出会い、交流をして、別れを告げました。

たくさんの別れを経験し、様々な感情で苦しくなっていた私の心は、毎晩行われるディボーションに救われました。ディボーションでは与えられた聖句を元に、その日一日を振り返りました。私はディボーション全体を通して、「隣人になる」とはどのようなことなのかを考え、感じながら毎日を過ごしました。物理的に隣にいても隣人になれないことが多い世の中で、それでも心を通わせ、お互いを愛することが隣人になるということなのではないかと考えました。もし、そうだとしたら、隣にいなくても、カンボジアで出会った方々とはいつまでも隣人として繋がっていられるのではないかと感じました。だから私は、悲しい別れだったとしても前を向くことができます。

LCHOのスタッフとの別れを惜しむ野左根(左)さん

 カンボジアワークキャンプでは、出会いと別れの連続でした。お別れは悲しかったですが、その分、たくさんの方々との素敵な出会いがあり、参加することができて良かったと心の底から感じています。現地で出会った方々とは、きっともう会うことはできないですが、隣人としてお互いの心の中に生き続けますように。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。

2025/04/09

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート⑤(千原 茉利乃さん)

  JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから 

タ・プローム遺跡にて

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!
◆◇◆

「AWESOME CAMBODIA」
千原 茉利乃

私が今回のカンボジアワークキャンプで得たものは人との繋がりです。参加する前は人との関りと言ったら地元や学校など私の周りにいる人たちだけのコミュニティでした。また国内旅行はするものの海外へ赴いたことはありません。そんな小さなコミュニティが 20 年間私の世界でした。そのため、今回のカンボジアへ行く機会は少しナーバスになる部分もありつつワクワクする感情やドキドキなどの新しい事への期待がとても高まっていました。多くの異文化を感じたり、新しい価値観を学んだりすることができるのかとワクワクしていました。しかし、カンボジアでの 10日間を通して私が思っていた体験以上のものを得ることができました。それが、人とのつながりです。
千原さん

カンボジアでは参加者だけでなく、LHCOJELAの現地パートナー団体)の方たちやゲストハウス、ドライバーさんなど多くの方たちと日々過ごしました。また、プログラムを通して人と関り、文化に触れて多くの事を感じたりしました。

 その中でも特に現地の子ども達と触れ合う時間がとても印象に残っています。私が出会った子たちは決して裕福な子たちとは言えませんでした。靴を履いていない子ややむを得ない理由で学校にいけない子などもいました。しかし、その子たちも含めてみんなとても元気で純粋でした。異国から来た私を直ぐに受け入れて手を引いてコミュニケーションをとってくれたのです。お互い言葉はわからなくても笑顔とジェスチャーで通じ合うことができました。

子どもたちと笑顔でポーズする千原さん

これを通して私の小さな世界では言葉も通じ合ってお互いに察することもできるはずなのになぜ人間関係で悩んでしまうのかと思い始めました。もしかしたら近くにいすぎたがゆえにお互いを知ろうとする行動が減っていきすれ違いあったのだと考えました。もう少し世界を広げてカンボジアで出会った人たちのように多くの出会いやもっと広い世界が必要なのだと思います。

 また、デボーションを通してさらに考えを深める機会になりました。神が人とのつながりを助けていると知ることもできました。出会った子どもたちにまた会いたいと思いました。
今回の経験は私にとってより広い世界を知る大きな一歩になりました。そしてカンボジアを好きになりました!またカンボジアに行って私と出会ってくれた人たちに会いたいです。この経験をこれからの生活に活かしてより広くコミュニティを築いていこうと思います。


◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。



2025/04/08

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート④(笹山 百合菜さん)

  JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから

キャンプTシャツを着てLHCOスタッフと記念写真

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!
◆◇◆

「カンボジアの感想について」

笹山 百合菜

カンボジアに行く前は、現地の飲み水や食べ物、虫などの心配をしていました。しかし、そんな心配はよそに、とても楽しい時間を過ごせました。私の虫に対する考え方も少し変わりました。虫が苦手だったのですが、現地の人々は、当たり前に人も動物も虫も一緒に生活していました。私たちは人と動物や虫との境界線を作り、人間だけの世界を作ってしまっていると気付かされました。元々は、地球にはたくさんの生き物がいて、みんな一緒に生活することができると改めて感じました。

笹山さん

私が特に楽しかったことは、現地の学校や農村部の方へ家庭訪問と児童養護施設を見学したことです。日本とはまた違う授業のシステムや施設内を見ることができ、新鮮で楽しかったです。子供達も英語で話しかけてくれたり、遊びに誘ってくれたり、色々教えてくれたりととてもいい子たちでした。家庭訪問では、現地の方々と交流し、伝統的なものを学ぶこともできました。また、児童養護施設を見学して、子供たちの生い立ちを知ることができました。私の身近に起こらないようなことが実際にはたくさん起こっていて、それらを実感することができました。これらのプログラムは旅行では、経験できないようなことを経験できることでとても貴重な経験になりました。

 1日の最後にあるディボーションでは、御言葉を通して1日を振り返りことで、神様との時間を過ごすことができました。クリスチャンとして神様との向き合う時間が今まで少なかったです。しかし、今回のキャンプに参加して、ちゃんと神様と向き合うきっかけになったと感じています。また、ノンクリスチャンの人とも聖書について真剣に話せることもとても貴重な経験でした。
子どもたちに折紙指導する笹山さん(中央右)

 カンボジアでの虐殺の歴史を学ぶことができました。正義は人を殺す事もできる。自分が信じる正義が時には正しくなく、正義は凶器になりうる。私たちは常に自分たちがやっていることに対して疑問を持って取り組むことが大切だと気付かされました。また、この虐殺の歴史についてもっと知り、家族や友達にお話ししたいと思いました。

子どもと話す笹山さん

 今回のキャンプを通してたくさんのことを学ぶことができました。人との繋がりも増えて、色々な思出を作ることができました。 また次回も参加したいです。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。


2025/04/07

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート③(桐原 安那さん)

  JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから

LHCO本部にて

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!
◆◇◆

「カンボジアで育まれた⼼」
 桐原 安那

私は今回のワークキャンプで初めて海外に⾏きました。 ⼈⾒知りで英語⼒も乏しい私にとっては、過酷な⾯もあったワークキャンプでしたが、かけがえのない経験と学び、そして尊い友⼈たちを得ることができました。そんな有意義なワークキャンプを通して、特に感銘を受けたことが⼆つあります。

桐原さん(左)

⼀つ⽬は、宗教や歴史的背景を考慮することの重要さです。カンボジアでは仏教を信仰している⼈が国⺠の⼤半を占めているそうで、11⽇間の中でそれらの鱗⽚を幾度か感じ取りました。障害を抱えて⽣まれた⼦に対する負の概念や、結婚前に妊娠した⼥性に対する攻撃的な考え⽅など、無宗教の私にとって理解できないこともありました。しかし、私は⽇本に⽣まれこの環境で育ったから今の考え⽅を持つようになったのであって、現地の⼈々にはそれぞれのバックグラウンドがあるのだと感じました。また、ポルポト政権の虐殺の歴史は、今なお現地の⼈々の深いトラウマとなっており、その歴史を知らずに⾒るカンボジアと、知ったうえで⾒るカンボジアは、まったく別の景⾊になるのではないか感じました。

子どもたちと折紙を楽しむ桐原さん(右)

⼆つ⽬は、ディボーションの時間を通しての学びの多さです。当初想像していたディボーションと全く違ったため、最初の数⽇間はあまり良い意⾒を共有することができませんでした。そもそも 私は⾃分の胸の内を誰かに⾒せることがとても苦⼿で、今まで最も避けてきたことの⼀つでもありました。他のメンバーたちは、聖書の⾔葉とその⽇の体験談と⾃分の考えを絡めながら共有してくれていたのに、⾃分だけうまくまとめられていないような気がして、正直苦痛に感じた⽇もありました。しかしディボーションとともに⼀⽇を終えることで、確実に⾃分の成⻑を感じました。その⽇経験して感じたことを⾔葉にすること、そしてそれを誰かに伝えようとすることが、こんなにも 意味のあることだと初めて気づくことができました。

今回カンボジアで経験したこと、学んだこと、良くも悪くも⾃分の⼼で感じ取ったカンボジアの性質、そしてメンバーと育んだ友情は私にとって⼀⽣の財産となることでしょう。このような貴重な体験をさせてくれて、関わってくれたすべての⼈に感 謝してこれからの⼈⽣に繋げていきたいです。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。



2025/04/04

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート②(新井 穂果さん)

 JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから

アンコールワットの朝焼け

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◆◇◆

「カンボジアワークキャンプを通して」

新井 穂果

新井さん(中央)

 私は、このカンボジアワークキャンプを通して、多くの感動、悲しみ、悔しさに直面しました。私は今まで、観光や語学留学でしか海外に行ったことがなかったので、今回のようなボランティア経験をしたのは初めてであり、とても身になりました。

キャンプが始まって2日目に早速、トゥールスレン虐殺博物館、キリングフィールドへ行きました。カンボジアにはとても悲惨な歴史があり、大量虐殺が行われたことも知っていたため、キャンプに参加する前に事前学習をしていましたが、実際に足を踏み入れると言葉を失いました。音声ガイドの指示に従って、一つ一つ場所をめぐっていくのですが、私は途中から音声ガイドを聞くので精一杯になりベンチに座っていました。とても人間がすることとは思えないような内容ばかりで、信じがたかったですが、最後に博物館を出ようとした際、出口付近におじいさんが三人座っているのが見えました。その方々は、実際にそこで拷問を受けていた方々で奇跡的に生き残り、今は跡地で自分がどのような拷問をされたかが書かれた自伝を売っていました。その方達の気持ちなど私には計り知れないですが、実際に被害者の方を見て現実味がまし、より恐怖を感じました。

種をまくために穴を掘る新井さん

虐殺博物館を後にし、次にキリングフィールドへ行きました。そこは内戦時代に処刑場と化し多くの方が殺された場所です。そこには犠牲者の洋服、靴、そして頭骸骨がびっしりと並んでありました。多くの頭骸骨を前にし、私はただ手を合わせる事しか出来ませんでした。

他にも、キャンプでは現地の小学校へ訪問し、生徒と遊んだり、ペンキを塗ったり、植栽をしたりしました。子供たちは日本語はもちろん、英語もあまり話せる子がいなかったので、ジェスチャーと簡単なクメール語でコミュニケーションを取りました。詳しい話は出来ませんでしたが、「I LOVE JAPAN, WE LOVE CAMBODIA」と子供たちと話したことはとても印象的で、言語の壁を越えられたと感じました。他にも、私がゲームの説明を分かっていなかったら、一生懸命みんなで教えてくれたり、積極的に仲間に入れてくれたりし、子供の純粋さに感動しました。

この小学校訪問で特に心に残っていることは、子供たちの通学スタイルです。親に送迎してもらっている子もいましたが、自分でバイクを運転している子も多くいて、中には幼い妹、弟を後ろに載せて通学する子も目にしました。日本では考えられないですが、これがカンボジアでは普通のことなのだと思うと文化の違いに少しショックを受けました。

子どもたちに折紙指導する新井さん(帽子)

 キャンプの終盤、念願のアンコールワットに行き、みんなで朝焼けを見ることが出来ました。多くの観光客がいてとても賑やかだったのと同時に、多くの子供が観光客に物を売っている光景を目にしました。誰も買っていませんでした。親子らしき人達も居て心苦しくなりましたが、もし犯罪者組織とつながっていて、何か悪いことにお金が使われる可能性を考えると勇気が出ず買うことは出来ませんでした。

今回のキャンプでは毎晩ディボーションを行い、みんなで一日を振り返り、聖書の言葉を通して、神様の教えを学びました。このキャンプのテーマは「どうして神様がいるのに?だって神様がいるから!」というものでしたが、私はキャンプ中に何度も「どうして神様がいるのに」と感じました。虐殺博物館に行った際にも、どうして神様がいるとしたら、このような残虐なことが起こったのだろうと思い、物売りの子供を見た際にも、神様はどうしてみんなに平等の機会を設けてくれないのだろうかと思いました。ですがディボーションの際に、牧師先生がこのようなことを言ってくれました。「辛いことがあって、なんで神様がいるのに?と思うこともあるが、それもまた、神様が私たちに与えた試練である」この言葉を聞いて、神様は私たちを見捨てたわけではなくて、さらに強くしようとしてくれていると思え少し救われました。時にその試練は厳しすぎるものもありますが、それもまた神様が私たちに与えたものだと受け入れ乗り越えることで、一つ成長できると私は信じています。私はクリスチャンではないので、この毎日のディボーションがとても新鮮で楽しみになっていました。そして、ディボーションを通して以前よりもっとキリスト教について知ることができ、興味を持つことが出来ました。


今回のキャンプで、初めて出会った仲間と約10日間を過ごし、絆を深められたこと、また多くの方に支えられて楽しくキャンプを終えられたことに感謝します。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。

2025/04/03

『JELA NEWS』第66号の電子版を公開しました

JELAの活動をお伝えするニュースレター『JELA NEWS(ジェラニュース)の最新号(第66号)をウェブサイトに公開しました。

こちらからお読みいただけます。(過去の号もダウンロードできます。)


なお、お手元に『JELA NEWS』が届いている方で、Webで読めるなら送付の必要がないという方は、電話(03-3447-1521)、FAX(03-3447-1523)またはメールフォームでJELA事務局にご一報いただければ幸いです。

◆『JELA NEWS』の送付停止のために教えていただきたい情報

  • 郵便番号
  • ご住所
  • お名前(フルネーム。用いる漢字などもお知らせください)
  • お電話番号

【カンボジア・ワークキャンプ2025】参加者レポート①(安土 真理奈さん)

 JELAは2月12日から22日にカンボジアでのワークキャンプを行いました。今回は19歳〜22歳の大学生7名とカンボジアを訪れ、JELAの現地パートナー団体LHCO(Lutheran Hope Cambodia Organization)が提供するユニバーサルヴィレッジプログラム(Universal Village Program)に参加しました。当プログラムでは、JELAの支援で建てられたプレスクールやLHCOが支援する小学校でのボランティア活動や、地域の名所をめぐるツアーが行われ、参加者たちは日本とは異なる文化の違いや、連日35℃を越す暑さに苦戦しながらも懸命に取り組みました。

キャンプの詳しい模様はこちらから

JELAの支援で建てられたプレスクールの前にて

 また、カンボジアの歴史と文化を知るために、キリングフィールド、虐殺博物館、地雷博物館などの見学や世界遺産アンコールワット遺跡を訪問するスタディツアーも行われました。中日の日曜日には、カンボジア・ルーテル教会(Lutheran Church in Cambodia = LCCのCity Churchを訪れ、現地の青年と共に日曜礼拝に参加することもできました。

 さらに、チャプレンとして同行した日本福音ルーテル復活・高蔵寺教会の徳弘浩隆牧師が、1日の終わりに「ディボーション」の時間をリードし、その日に体験したことを聖書の御言葉を通して振り返り、分かち合う時間をもつことができました。

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

◆◇◆

「近くて遠い彼女と私」

安土 真理奈

 広い世界を見てみたくて飛び出すと、そこには狭い世界がありました。トゥールスレン虐殺博物館、キリングフィールドや地雷博物館で悲しい歴史を知るたびに、私は「どうして」神様がいるのに?と、旅のテーマを考えました。「どうして」アキラーさんは少年兵にならざるを得なかったのだろう。クメールルージュの少年兵 と、プレスクールで出会った子どもたちは歳が変わらないのに「どうして」こんなに違うのだろう。 「どうして」あんなにもたくさんの人たちが殺されなければいけなかったのだろう。

現地で出会った子を抱き抱える安土さん(右)

 旅の最後に私は、1 人の重度身体障がいの女の子に出会いました。遠い国から来た私の手を彼女のお母さんがにぎり、彼女の隣に座るよう促してくれました。私は 22 歳だ、と拙いクメール語 で伝えると、自分の娘と同じくらいの歳だと、「ノッツニィ(同じ)」と言って笑っていました。「どうし て」神様がいるのに、自分と歳の変わらない彼女はこの小さな小屋から外に出ることはできず、 「どうして」私は大きな海を超え彼女の横に座っているのだろう。遠くて近い彼女に、私は何をすればいいか分かりませんでした。

キリングフィールドにて


その時ディボーションで言われた「だってあなたがいるから」というパストール(チャプレンの徳弘先生)の言葉が、小さな私に大きな力をくれました。ノンクリスチャンの私にはまだ、神様がいるのかはわからないけれど、今彼女の横には私がいる。一緒にお菓子を食べ、キャンパーの下手くそなカンボジアのちまき作りを見て笑い合い、背中をさすりました。

帰り際、お母さんは私を抱きしめて、頬を撫でてくれました。クメール語でしたが私には、来てくれてありがとう、と言われ、「私がいる」ことに喜んでもらえた気がしました。彼女に直接何かをすることができるわけではなく、おそらくもう会うことはできない彼女に、何もできなかったけど「何か」はできた。「私がいる」ことに、何か意味を生み出せたと感じました。

同行してくれたLHCOのスタッフと共に

 たくさんの「どうして」を考えるディボーションの時間は、私にとってかけがえのないものでした。神様もいるし、あなたもいるし、私もいる。遠く悲しい歴史も、手の届かない彼女も私の中にあることを学びました。何かを大きく変える強い力は、弱い私にはありません。それでも私の中にいる彼女のこと、学んだ歴史、カンボジアでの経験すべてを忘れずに、隣の人から愛したいです。関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。

◆◇◆

 JELAのワークキャンプにご賛同いただけましたら、ぜひご寄付をご検討ください。クレジットカードでのご寄付も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。

2025/04/01

【はがき・寄付】町田市のA.Kさんから年賀はがきをご寄付いただきました!

JELAでは、未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)の寄付を呼びかけています。

町田市のA.Kさんから年賀はがき、往復はがきをご寄付をいただきましたのでご紹介いたします。



A.Kさん、年賀はがき、往復はがきをありがとうございました!

皆様からお送りいただいた未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)は、有効利用させていただいています。 少量でも古いものでも結構です。ご協力をお願いいたします。  

送り先:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26 

公益財団法人 JELA ハガキ・切手係

TEL:03-3447-1521

【切手・はがき・寄付】市川市のM.Tさんから切手シートと年賀はがきをご寄付いただきました!

JELAでは、未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)の寄付を呼びかけています。

市川市のM.Tさんから切手シートと年賀はがきをご寄付をいただきましたのでご紹介いたします。

M.Tさん、切手シートと年賀はがきをありがとうございました!

皆様からお送りいただいた未使用の切手・はがき(はがきは書き損じも可)は、有効利用させていただいています。 少量でも古いものでも結構です。ご協力をお願いいたします。  

送り先:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26 

公益財団法人 JELA ハガキ・切手係

TEL:03-3447-1521
OSZAR »